ぺらぺら喋るやつ
自分のことをぺらぺらとしゃべり続ける人って職場に必ず一人はいるのではないだろうか。
まったく非生産的で自分が喋りたいから喋っている。人の時間を奪っている、または人の仕事を中断させているとも気づかずに(いや気づいているのかもしれないが)どのみち職場において良い行為だとは思えない。
話がおもしかったり興味をそそったりタメになるものであればよいのだが、勿論自分の頭の中である程度考えて絞り出したものではないからくそまずい軽いスナック菓子のような取るに足らない内容なのである。
しかしそのような人の特徴として影響力があるから不思議である。
エネルギーがかなり高く思ったことをぺらぺら喋るからよく思われなければ(それが真実であれその人の被害妄想であれ)職場全体に広がり俗にいう風評被害に遭うわけである。
それが怖くて人はその人を注意できず(まぁ犯罪を犯しているわけではないので注意する必要性も難しいところではあるが)放置しやり過ごすというかたちをとる。
心の中では、なんだこいつと思っているから何かあった際にその恨みつらみや嫌悪感はその人の足をひっぱることだろう。
私も幾度となくその人の中に自分本位の自己顕示欲の強い自分を見て嫌悪感を抱きその人を攻撃しようと考えたことか。
結局そういう自分もいるよねと認めそういう自分を受け入れて自分の心の器を大きくしていくしかないのである。
こう考えるとその人は自分の成長を促す格好の存在であるとわかるのである。感謝すら生まれるから不思議だ。
礼を言う。わたしはもっと強くおおきくなる。